1日で増える体重は“太った”わけじゃない!
朝、鏡を見た瞬間「なんだか顔がむくんでる…」と思ったことはありませんか?
また、夜寝る前よりも朝の体重が増えていてびっくりした経験もあるかもしれません。
でも実は、それらは「太った」わけではなく、体内の水分バランスが原因で起こる自然な現象なんです。
顔のむくみはなぜ起こるの?
顔のむくみの主な原因は、「血流やリンパの流れの滞り」です。
私たちの体は、塩分やアルコールを摂りすぎたり、長時間同じ姿勢で寝たりすると、余分な水分をうまく排出できず、一時的に水が皮下組織にたまってしまうことがあります。
特に以下のような要因が多いです。
塩分の多い食事(ラーメン、漬物、スナック菓子など)
飲酒後の水分バランスの乱れ
睡眠不足や寝不足による自律神経の乱れ
枕の高さが合わず、顔に水分がたまりやすい姿勢での睡眠
つまり、朝のむくみは「脂肪」ではなく「一時的な水分の滞り」。
寝起きに顔が少しパンパンでも、数時間経つと自然にスッキリすることがほとんどです。
1日の体重変動は当たり前!
「昨日より1kg増えてる!」と焦ることもありますよね。
ですが、体重は1日の中で1〜2kg程度の変動があるのが普通です。
たとえば、朝起きた直後は水分や食事を摂っていないため体重が軽く、
昼食や夕食を摂るとその分、食べたものや飲んだ水の重さが加わって一時的に増えます。
さらに、塩分や糖分を多く摂ると体が水をため込む性質があるため、
翌朝の体重が少し増えていても、それは「脂肪」ではなく「水分」です。
むくみと体重変化を防ぐには?
むくみや体重変化をコントロールするには、次のような工夫が効果的です。
◆ 水をしっかり飲む
水を飲むと、体内の水分循環が良くなり、余分な水分を排出しやすくなります。
「むくむから水を控える」のは逆効果です。1日1.5〜2Lを目安に。
◆ 塩分を控える
塩分が多い食事は、体が水をため込みやすくします。
外食や加工食品を減らし、薄味を意識すると◎。
◆ 軽い運動やマッサージ
顔や首を軽くマッサージするだけでも、リンパの流れが良くなります。
また、ウォーキングやストレッチで全身の血流を促すのもおすすめ。
◆ 湯船につかってリセット
シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯に15分ほど浸かると血流改善に効果的。
寝つきも良くなり、翌朝のむくみが軽減されます。